大韓とアシアナがそれぞれファムツアー、MERS後のテコ入れで
大韓航空(KE)とアシアナ航空(OZ)はそれぞれ、中東呼吸器症候群(MERS)の発生で訪韓日本人旅行者数が減少している状況を受け、業界関係者向けの大規模視察ツアーを実施する。いずれも韓国観光公社(KTO)や仁川国際空港公社などが協力し、旅行者数の回復に向けテコ入れをはかる。
KEは7月15日に、2回の視察ツアーの実施を発表。初回は7月20日から21日にかけて約50名、第2回は8月4日から5日にかけて約160名を招待する。また、一般向けにもモニターツアーや「夏の韓国キャンペーン」などを実施する予定。同キャンペーンでは、7月20日から31日までの期間にKEのウェブサイトで韓国行き航空券を購入した旅行者に、抽選で韓国行き航空券やロッテホテルの宿泊券を贈呈する。
OZは7月8日に、7月24日から26日にかけて業界関係者390名を招き視察ツアーを実施する旨を発表。仁川国際空港の防疫対策などに関する説明会、晩餐会、「NANTA」の公演鑑賞、免税店の視察などをおこなう。
OZではそのほか、同社のウェブサイトなどでソウル経由第3国行き航空券を購入した旅行者のうち抽選で100名に、仁川国際空港のビジネスラウンジクーポンを提供するキャンペーンを実施中。そのほか、夏休み期間向けに特別割引運賃も設定している。また、8月上旬には3回目のブロガー企画として3名のブロガーをソウルに派遣するという。