航空会社満足度、1位は4年連続でシンガポール-エイビーロード調査
エイビーロード・リサーチ・センターがこのほど実施した「エアライン満足度調査2015」で、総合満足度ランキングの首位は今年もシンガポール航空(SQ)となり、4年連続の1位となった。2位は昨年3位の日本航空(JL)、3位は昨年2位の全日空(NH)となり、2年連続で日系2社が上位3位にランクインした。
同調査は2014年に海外に渡航した18歳以上の6502人を対象に、4月16日から20日にかけて実施したもの。4602人から回答を得て、4000人分を集計した。渡航形態としては個別手配が47.8%、観光やアクティビティ、食事がほとんど組み込まれたパッケージツアーが19.5%、基本的に自由行動のパッケージツアーが18.3%、この中間が12.2%となった。
1位のSQは「座席、食事など機内全体が快適。チェックインカウンターでの待ち時間も少ない」「子供用のプログラムが豊富」などのコメントが寄せられた。2位のJLは丁寧な接客サービスが、3位のNHは発着時間の正確さなどが好評価を得たという。また上位20位には、17位にピーチ・アビエーション(MM)、19位に香港エクスプレス航空(UO)とLCC2社もランクインした。
部門別ランキングを見ると、「航空機の機材、設備」では総合ランキングと同様にSQが1位を獲得。座席幅の広さなどが人気を集めた。2位はNH、3位はエミレーツ航空(EK)、4位はJLと続き、5位にはニュージーランド航空(NZ)と昨年12位だったカタール航空(QR)がランクインした。
「客室乗務員の接客サービス」については、JLが前年の3位から1位に上昇。2位はNHとなり日系企業が上位2位を占めた。「空港内職員の接客サービス」では、NHが2年連続で首位を獲得。順位を大きく上げたのはNZとエールフランス航空(AF)で、それぞれ18位から4位に、24位から8位に上昇した。
「機内飲食サービス」に関しては、昨年13位だったQRが1位。「料理の内容が豊富で味もよかった」や「デザートもとてもおいしかった」などの声が寄せられた。「機内エンターテインメント」では1位はEK、2位がJL、3位はNHと続いたが、満足度ポイントの平均は、全5部門で最も低い3.39だった。
ランキングの詳細は下記および次ページ以降の通り。