KNT-CT、5月の海外旅行は12.4%減-台湾や米国は好調

  • 2015年7月12日

 KNT-CTホールディングスの2015年5月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比12.4%減の113億3160万円となった。このうち団体旅行は28.7%減の20億6473万円。企画旅行は1.6%減の65億2134万円、個人旅行は19.7%減の27億4554万円だった。

 団体旅行のうち、一般団体は前年に大型の職場旅行や招待旅行を取り扱った影響などにより26.6%減の18億6939万円。学生団体も前年に大型の修学旅行や研修旅行などを取り扱ったことから43.6%減の1億9534万円となった。

 企画旅行では、ホリデイは0.7%減の16億270万円となったが、方面別では米国や台湾が好調に推移し、ハワイ、オセアニア、ミクロネシアも前年を上回った。クラブツーリズムは2.1%減の49億606万円。ダイヤモンドプリンセスの貸切チャーターや中国の九寨溝、シルクロードなどが牽引したものの、イスラム過激派組織のISILやエボラ出血熱などの影響を受け全体的に伸び悩んだという。

 海外旅行以外では、国内旅行が5.4%増の329億287万円、外国人旅行は6.0%減の11億3736万円となり、関連商品などを含めた合計は0.2%増の460億1470万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。