エチオピア航空、マスカル祭観覧ツアーを企画-世界遺産も

  • 2015年7月9日

 エチオピア航空(ET)はこのほど、4月に就航した成田/アディスアベバ線を利用したツアー「“真実のクロス”マスカル祭とエチオピア北部周遊8日間の旅」を企画した。エチオピア正教の大祭「マスカル」を観覧するほか、ラリベラの岩窟教会群などの世界遺産4ヶ所を訪れるもの。ETの往復航空券と、ランドオペレーターのゲートオブアフリカによる地上手配分をユニットで提供し、各旅行会社が販売する。出発日は9月23日で行程は8日間。

「マスカル」は古代ゲエズ語で「十字架」を意味する言葉で、祭は326年にコンスタンティヌス帝の母である聖ヘレナが、火を焚き煙のたなびく方角からキリストが磔にされた十字架を発見したという伝説に基づく。9月は「マスカルフラワー」と呼ばれる黄色のデイジーが咲く季節で、束ねた木の枝にマスカルフラワーを飾り、火をつけて燃やすことで、十字架を発見した故事を祝うという。

 ツアーでは、全行程にエチオピア政府公認の英語ガイドが同行。食事も毎日3食を提供する。成田/アディスアベバ線の使用機材はボーイングB787型機。宿泊施設は、厳選した新しく清潔なホテルを利用するという。詳細に関する問い合わせはETの東京支店で、地上手配部分に関する問い合わせはゲートオブアフリカで受け付ける。