びゅうトラベルサービスは7月13日、タイなどで旅行事業を展開するS.M.I.Travel社、中国で旅行事業などをおこなうETモバイルジャパンの2社と包括的な業務提携を締結した。訪日外国人旅行者の誘客強化を目的としたもので、各国の旅行会社と提携することにより、現地での販売網の活用や訪日旅行需要の掘り起こしなどをおこなう。

　S.M.I.Travel社は1980年に創業し、日本からタイなどASEAN諸国へのアウトバウンドの受け入れや、訪日旅行事業などを運営。提携によりタイとインドネシアにおいて、びゅうトラベルサービスが取り扱う東日本旅客鉄道（JR東日本）のパッケージ商品「Eastern Japan Tokyo Rail Days」などの総販売店として展開する。また、共同プロモーションや、びゅうトラベルサービスが実施するベトナムなどの新規市場のマーケットリサーチへの協力などもおこなう。

　一方のETモバイルジャパンは2004年に設立した会社で、中国で旅行業を中心に日本のサービスや製品などを提供。旅行業については、訪日個人旅行に特化しているという。今後は中国において、びゅうトラベルサービスが取り扱うJR東日本商品「东日本铁道假期（ひがしにほんてつどうほりでー）」などの総販売店として取り組むほか、共同プロモーションや中国人ユーザーが多いソーシャルメディアを活用した情報発信などを実施。さらに、日本／中国間の航空便と日本国内の着地型商品を組み合わせた旅行商品の造成もおこなう。