OFC、新入社員向けに運賃セミナーを開催、JATAと共催で

  • 2015年7月5日
セミナーの様子  オーエフシー(OFC)は6月25日、日本旅行業協会(JATA)と共催で、都内で旅行会社の新入社員向けに「OFC国際航空運賃セミナー」を開催した。OFCによると、JATAと協議の上、今年入社した新入社員が社内教育や実務をひと通り経験した上で、新たなステップとして国際航空運賃の基礎知識を学べるよう、6月下旬から7月上旬での実施を決定。参加者は今年入社した新入社員とそれ以外が5対5の割合となった。

 同セミナーの開催は今年で2回目。昨年はタリフの規則項目を中心に2時間のセミナーを実施した。しかし、OFC取締役営業部長小西弘恭氏によると、昨年のセミナー後に実施したアンケート調査では、内容について「難しい」と「やや難しい」を選択した人が4割を占めたため、今年はセミナーの内容を一新。国際航空運賃の基礎知識を幅広く盛り込んだ専用テキストを作成し、セミナーの時間を4時間に延長したという。
 
 セミナーでは、冒頭にJATA海外旅行推進部担当副部長の酒井秀則氏が登壇。「オープンスカイ協定やLCCの利用など、20数年前に比べると航空運賃に関わることは細かく、複雑化している。今回のセミナーでの知識を今後に活かしてほしい」と参加者に呼びかけた。

 セミナーは2部構成で、OFCの社員が講師となり、テキストをもとにレクチャーを実施。第1部では国際航空運賃の設定方法や、運賃の種類、構成、旅行形態、用語についての説明をおこなった。また、第2部ではキャリア特別運賃に適用される規則項目の内容を、OFCタリフの規則表を使用して解説した。

 このほか、今年は7月2日に東京で同様のセミナーを実施しており、7月8日には大阪で開催する予定だ。参加者は合計で160名弱になる見込み。さらに、レベルを変えたセミナーの実施も検討しているという。