「香港食道」プロモーションも継続展開

　キャンペーンは6月15日に始まったもので、昨年の民主化デモや為替の影響からのリカバリーをめざし、香港政府が特別予算を拠出して実施。協賛企業からの賞品が当たる2種類のクジとクーポンが目玉で、全体では8億香港ドル（約130億円）規模の大型キャンペーンで底上げをねらう。

　名称は「香港Summer Fun－SHOP EAT PLAY」で、その名の通りショッピング、飲食、遊びを含めた様々なメリットを現地滞在中に受けられる。日本だけでなく8月31日までの期間中に訪れる全ての旅行者が対象だ。

　キャンペーンではまず、朝の9時から夜の11時まで、香港国際空港の入国審査場の手前で「ウェルカムパック」を配布。パックは、協賛する企業や店舗、施設で特典を受けられる「VIPカード」が付いているだけでなく、到着ロビーの特設エリアで提示すれば最初のクジ「Instant Mega Draw」をひくことができる。

5月29日に現地で開催された発表会の様子

　クジの賞品は、上位のものだと約4万香港ドルの腕時計やジュエリーなど。滞在中に利用可能なクーポン、例えばテーマパークの無料券などを含めれば「はずれなし」の太っ腹さだ。また、全員に7日間のWiFi利用券も提供され、これだけでも160香港ドル（約2600円）の価値がある。

　また、期間中は、ホテルも約70軒が2泊すれば1泊が無料になるプランか、もしくは自費で3泊するとその全額を館内で利用可能なクーポンで返してもらえるプランを提供している。

　このほか期間中は、クジや特典だけでなく、2014年に初めて実施されたプロジェクションマッピング「香港パルス3Dライトショー」も実施。尖沙咀で海に面して建つ香港文化センターとクロックタワーに映像を投影するもので、無料で鑑賞可能。ショーは8分間で、20時30分から22時まで30分ごとに4回おこなわれる。また、ドラゴンボートフェスティバルも開催される。