グアム、夏以降の団体誘致強化、JATAとセミナー共催
グアム政府観光局(GVB)と日本旅行業協会(JATA)はこのほど、都内で旅行会社向けに販売促進セミナーを開催した。GVB日本代表の光森裕二氏は10月以降の販売促進に向けて、団体を強化したい考えを示した。
JATAによると、2014年のグアムへの日本人訪問者数は前年比9%減の81万253人で、2015年1月から4月にかけても5%減で推移。しかし光森氏によると、5月単月の日本全体の出国者数が2.4%減の125万5000人だったのに対し、グアムへは2%増と前年から伸長した。GVBでは、4月から6月の閑散期対策として1月から旅行会社向けにセミナーなどのプロモーション活動を実施してきたことが、増加した一因との見方を示している。
光森氏は、6月初旬の日本人訪問者数は2%減となったが、6月と7月、9月には団体の受け入れを予定していると説明。また、9月以降については航空座席やホテルに空きがあることから、参加した旅行会社にさらなる送客を呼びかけた。
そのほか、セミナーではJATA海外旅行推進部長の重田俊明氏も登壇。先日、JATAが発表した夏休みの販売動向調査で、グアムが昨年の4位から3位に順位を上げたことを話し、グアムへの日本人訪問者数を昨年の81万人から「今年は90万人まで引き上げたい」と意欲を示した。