JTBコーポレートセールス（JTBBWT）は6月25日、JTB「旅いく」で夏休みの子供向けプログラム「鉄道のお仕事体験」を発売する。「旅いく」は3歳から小学生までの子供たちが、旅を通じて「生きる力」を育むことを目的とした体験プログラム。これまでには新潟県の鎌倉雪遊び体験や、墨田区や江東区でのものづくり体験などを提供し、3万5000人以上が参加したという。

　これまで「鉄道のお仕事体験」シリーズは、関東地区の一部の鉄道会社と共同で販売していたが、毎回人気が高いことや、顧客からプログラムの拡充、全国展開の要望があったことなどから、今回は全国の鉄道会社11社と共同で企画した。設定期間は7月20日から8月31日の夏休み期間と、9月の土曜日、日曜日で、全12プランを用意。期間中に3000名の取扱いをめざす。

　京都府の「京都丹後鉄道でお仕事！駅係員、観光アテンダントの仕事に挑戦しよう！」では、観光列車「あかまつ」での車内アナウンスや、日本三景の1つである「天橋立駅」での係員業務などを実施。また、千葉県の「電車を運転できる！銚子電鉄でお仕事体験！」では、車両の運転や車両整備などをおこなう。

　このほか、今年で創刊90周年を迎えるJTBパブリッシングの「JTB時刻表」を活用したプランも用意。JTBパブリッシングの社屋で時刻表づくりを体験する。

　プログラムに協力する鉄道会社は、秋田内陸縦貫鉄道、小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電気鉄道、上信電鉄、大井川鐵道、樽見鉄道、長良川鉄道、京都丹後鉄道、岡山電気軌道、和歌桜鉄道の計11社。販売価格は2600円から8600円とした。