JTB、パナソニックと包括提携、翻訳機開発などに着手

  • 2015年6月22日

 ジェイティービー(JTB)はこのほど、観光分野における新たな事業の創出と商品開発に向け、パナソニックと包括的協業を開始することで合意した。JTBの持つ観光分野の知見やノウハウと、パナソニックの持つ情報通信技術を合わせて翻訳機の開発などに着手し、年間訪日外客数2000万人時代に向けた観光サービスおよびインフラの整備に取り組むという。

 今後は取り組みの第1弾として、パナソニックが情報通信研究機構と共同で開発している多言語自動翻訳機の実用化に向け、7月から9月にかけて実証実験を開始する。実験には石川県・和倉温泉の「加賀屋」、京都ホテルオークラ、JPタワー「KITTE」内の観光案内所「東京シティアイ」が協力する予定。窓口に自動翻訳機を設置し、有用性の確認や改善すべき点の洗い出しなどをおこなう。