日本航空、羽田でアナウンス翻訳の実証実験、スマホで表示

  • 2015年6月22日

 日本航空(JL)は6月22日から羽田の国内線搭乗口で、ヤマハが提供する日本語アナウンス用翻訳アプリ「おもてなしガイド」を活用した実証実験を開始した。JL係員が肉声で実施するアナウンスの内容を文字化し、利用者のスマートフォンに表示するもの。対象言語は日本語、英語、中国語の3ヶ国語で、9月30日まで実施する。7月17日までは関空行きのJL221便とJL229便が対象で、18日以降の対象便については後日発表する。

 同アプリは、ヤマハが外国人旅行者や高齢者、聴覚障がい者の利便性向上に向けて無料提供しているもので、日本語のアナウンス音声の翻訳情報および文字情報を、リアルタイムで利用者のスマートフォンに表示する。ヤマハは民間企業などの協力によりアプリの普及をめざしているところで、すでに5月からイオンモールおよび東急バスと共同で実証実験を開始。航空会社との協働は今回が初めてとなる。

 対応環境はiOS7.0以降。なお、ダウンロード後はインターネットやWiFiに接続することなく利用できるという。