メキシコ・オアハカ、先住民最大のお祭り「ゲラゲッツァ」、7月20・27日開催
メキシコ南部の町 オアハカが一番沸き立つ先住民最大のお祭り「ゲラゲッツァ」。
もともとはサポテカ語で「分かち合い」というような意味をもつ言葉です。
第83回となる今年2015年は、7月20日(月)と27日(月)、それぞれ午前の部(10:00~)、午後の部(17:00~)を開催いたします。
先住民人口の割合が高いオアハカ州は、地形や気候も多岐にわたるため、地域や村ごとに独特の民族衣装や伝統行事が存在します。
ゲラゲッツァの本番ではオアハカ州の8つの地域から全部で15村ほどの各村のグループが、円形の舞台の上で民族衣装を身にまとい、楽団を引き連れ、村自慢の踊りを披露いたします。
全部で4回にわたり公演が行われますが、出場する村は各回ごとに異なるため、全部の回を鑑賞するゲラゲッツァ好きもいるほどです。また、毎年出場するグループが変わります。
山奥の村の踊りが予想外に激しかったり、毎年おなじみの花形の踊りもあり、オアハカ市民のみならず、世界中からこのお祭りを楽しみに大勢の観光客が押し寄せます。
各村の踊りが終わると、お楽しみタイム! 舞台上から村の特産のフルーツや小物が観客席に投げ込まれます。これぞゲラゲッツァ(分かち合い)! お客さん同士で獲物の奪い合いや譲り合いが始まったり、「こっちに投げて~」と叫んだり、舞台と客席が一体化します。
スタジアムでの鑑賞以外にも街中では出場グループのパレードが行われたり、民芸品の特設売り場が設けられたり、オアハカ市内はお祭りムード一色に。一緒になって踊りだしてしまう人もたくさんいます。
オアハカ市街を見下ろす丘にあるゲラゲッツァ専用スタジアムからの眺めも抜群。午後の部が終わるころにはちょうど日も暮れて、スタジアムの目の前で打ち上げられる花火とともにフィナーレとなります。
収穫や結婚などのお祝いを皆と分かち合うために生まれたゲラゲッツァ。
今年はアナタも祭りのその喜びを分かち合ってはいかがでしょうか?