プリンスホテル、パリ事務所を支店に-欧州発の誘客強化
プリンスホテルは、6月15日、パリにある「プリンスホテルパリオフィス」を駐在員事務所から支店へと変更した。パリの拠点機能を強化することで、欧州からの送客強化をはかる考えだ。支店長には船渡川智氏が着任した。
同社によると、支店化により、従来から実施してきたプロモーション活動や旅行博などへの参加、情報収集に加え、新たに現地での旅行会社や企業などに対するセールス活動や、商談会の開催も可能になったといい、今後活動を強化していく方針だ。
なお、プリンスホテルでは、パリ以外にもホノルル、ロサンゼルス、シンガポール、上海、台湾とタイに海外オフィスを開設しており、世界で7ヶ所のオフィスで訪日誘客に注力している。2015年には同社の中国現地法人が吉林省に「松花湖プリンスホテル」「松花湖スキー場」を開業した。このほか、中国とタイのホテル運営企業とマーケティングアライアンス契約を締結。同社によると、今回の支店化も、こうしたインバウンド誘客強化策の一環だという。