ネパール、ネパール中部にて発生した大地震の影響‐続報10(カトマンズ等の状況)

  • 2015年6月12日

 2015年4月25日にネパール中部で発生した大地震後のカトマンズ等の現在の状況について以下にお知らせいたします。

■ カトマンズの状況 (現地 6/12現在)
2015年6月12日現在、カトマンズは活気を取り戻しつつあります。

 従来から問題であった交通渋滞については、震災前と変わらない程になりました。

 なお、バンコク~カトマンズ間を運航するのタイ航空には、日本人トレッカーのグループも見られたとのことです。

 またカトマンズにある5つ星ホテル「ヤクアンドイエティ」(Hotel Yak & Yeti)や日本人旅行者が数多く利用する「マッラ・ホテル」(Malla Hotel)も問題なく営業しております。

■ ブングマティ(カトマンズ郊外)の状況 (現地 6/09現在)
おだやかなネワール族の村も震災により大きな被害を受けました。

 今は倒壊しそうな家屋を取り壊す作業に入っておりますが、若者たちがボランティア組織を作り、取り壊し作業を手伝っているそうです。

 村落委員会を中心に、村の再建のため頑張っているとのことです。

■ クムジュン村、クンデ村の状況 (現地 6/10現在)
ホテル・エベレスト・ビュー近郊のクムジュン村、クンデ村ですが、村の全景写真では以前と変わりないように見えますが、屋根がかしいだり、壁石が崩れ落ちた家が多くあるとのことです。

 一方で全く被害を受けてない家も多くあり、被災状況にかなり差があるとのことです。

■ ナムチェバザールの状況 (現地 6/10現在)
クムジュン村、クンデ村同様、ナムチェバザールにおいても外見ではわかりませんが建物のダメージがあるとのことです。

 また、ナムチェの校舎も一部壊れ、校庭がテント村になっています。

■ ルクラの状況 (現地 6/08現在)
ルクラの町では、大きく壊れた建物はほとんど無いものの、余震被災を回避するため、村人はテントで生活をしております。

 なお、ルクラ空港に異常は無く、通常通りの運航が続けられております。

 現在、当該地域にご滞在中の方、またこれからお出かけ予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

 ★ ネパール復興支援、ご協力のお願い
2015年4月25日のネパール震災直後より、各国からの緊急支援を受けて、現地事情は落ち着きを取り戻しつつあるものの、まだまだ余震に怯えている状況にあります。多くの犠牲者と、貴重な文化財の損失はネパールにとって、とても大きな悲しみと痛みを感じるものです。

 ある報道によれば、カトマンズ盆地内の世界遺産のうち約9割が被害を受けたと言われています。

 そこで、ネパール政府観光局日本代表部と在日ネパール人協会では「ネパール復興支援バッジ」の販売を通じ、ネパールの観光関連分野の復興支援に協力したいと考えております。

 支援バッジは定価(希望小売価格) 1個250円ですが、民間支援団体関連の皆様、及び観光関連業者様へは特別価格1個216円(税込):1パック200個(43,200円)での販売となります。

(なお、バッジ1個あたり100円が現地への寄付金となります。)
購入者の皆さんから頂戴した寄付金は・・・
1) 世界遺産に登録されている寺院群の再建協力
2) ヒマラヤトレッキングルートの改修・整備など
主に観光分野での復興支援に活用させていただきます。

 詳細については、下記サイトをご参照ください。

 http://www.otoa.com/topics_detail.php?serial=256


情報提供:ヒマラヤ観光開発株式会社日本海外ツアーオペレーター協会