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アマデウス、スターアライアンス12社とセミナー開催、利便性アピール

  • 2015年6月10日

 アマデウス・ジャパンは6月9日、スターアライアンス加盟航空会社12社と、都内でセミナーとワークショップを開催した。業務渡航を取り扱う旅行会社を主なターゲットとしたもので、167名が来場。航空会社12社それぞれがおこなったセミナーには延べ684名が参加した。

 同社によると、アマデウスのITシステム「アマデウス アルテア」は120社以上の航空会社が使用。同システムはスターアライアンスの共通ITプラットフォーム(CITP)となっており、加盟会社のうち65%が利用しているという。今年4月には全日空(NH)がアマデウスアルテアへの移行を完了したところだ。

 アマデウス・ジャパンビジネスオペレーション部マーケティング&ピーアールの森章一郎氏は、アルテア利用航空会社で予約した場合、予約記録がシングルPNRとして作成されることをメリットとして強調。「航空会社と旅行会社が共同のPNRを使えるので、スケジュール変更などに迅速に対応できる」と語った。

アマデウス・ジャパン東日本営業部アカウントマネジメントの安岡宏樹氏  また、セミナーでは同社が3月に新たに発表した「アマデウス・セリング・プラットフォーム・コネクト」をアピールした。登壇したアマデウス・ジャパン東日本営業部アカウントマネジメントの安岡宏樹氏は「今までのシングルPNRのコンセプトは維持し、フルブラウザ化で端末が使いやすくなった」とメリットを強調。完全ブラウザベースであるため、OSやブラウザ、デバイスを問わず、インターネットにアクセスできればいつでも場所を問わず最新版を利用できる。また、システム構築や端末ごとのインストール作業が必要ないため、コスト削減にもつながるという。

 さらに、パスワードとアクセスコードを利用した2段階の認証機能を導入し、セキュリティーを強化。ユーザー名とパスワードが漏洩した場合でも、通常使用している端末以外からアクセスしようとした場合には2段階認証が働き、登録メールアドレスに通知されるアクセスコードを入力しない限りは操作できないような仕組みとした。このほか、最大6セッションまで同時に作業できる機能なども設定している。

 このほか、参加した航空会社のセミナーでは、各社が自社のサービスや機材などのピーアールを実施した。参加航空会社は以下の通り。


参加航空会社:エア・カナダ(AC)、ユナイテッド航空(UA)、エチオピア航空(ET)、ルフトハンザグループ:ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)・スイスインターナショナルエアラインズ(LX)・オーストリア航空(OS)、南アフリカ航空(SA)、スカンジナビア航空(SK)、ターキッシュエアラインズ(TK)、タイ国際航空(TG)、中国国際航空(CA)、ニュージーランド航空(NZ)※セミナー発表順