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"食彩高知"で送客アップ(1) 日本旅行が県観光後押し

  • 2015年6月4日

 日本旅行が高知県観光を後押ししている。今年4月から赤い風船ブランドで単独商品を販売、社内販売担当者を集めた5月12日の会議には県観光関係者を招き、意見交換会も開催した。北陸新幹線開業や姫路城再オープンなど、他地域の話題に押される中、日本旅行では高知県へ前年比アップの送客を目指す。

 12日の会議は、西日本営業本部管内の日本旅行や日旅サービス、日本旅行オーエムシートラベルなどグループ会社も含めた約50店舗から店頭販売のリーダーら60人が参加した。夏商戦を前に商品情報や販売戦略を共有するための会議で、その中の大きな議題の一つが高知県単体の商品「食彩高知」だった。

 商品は、高知県が近年力を入れている「食」を前面に打ち出した。鰹タタキを夕食に用意し、シャモすき焼きやキンメ丼などご当地グルメが味わえるオリジナルの高知家おもてなしクーポンが付く。

 高知県観光コンベンション協会の猪野和典専務理事は「高知県は美味しい食材であふれ『食彩高知』のパンフレットにも盛り込まれています」。

 日本旅行協定旅館ホテル連盟高知支部の宮村耕資支部長(ホテル南水)は意見交換会で「単独パンフはお客様の来高意識を高めます。現在401万人の県外客を6年後には435万人までにする目標です。まずは食で訴求したい。販促に向けてご支援ご協力をお願いします」と呼びかけた。

(15/06/04)


情報提供:トラベルニュース社