全日空、成田/ブリュッセル線開設、15年冬ダイヤから予定

  • 2015年6月1日

 全日空(NH)は15年冬ダイヤから、成田/ブリュッセル線に就航する計画を明らかににした。NHは現在、欧州へは成田または羽田からフランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ロンドン、パリに就航しており、ブリュッセル線は6路線目となる。運航開始日やダイヤ、機材などの詳細については追って発表する。

 ブリュッセルはベルギーの首都で、欧州連合(EU)本部や北大西洋条約機構(NATO)本部などがあるほか、多くの日本企業や多国籍企業が進出するなど、欧州における政治経済の中心都市の1つであること、観光資源も多いことなどを考慮した。NHによれば、空路による日本からブリュッセルへの渡航者は、年間約9万人に上るという。現在、日本/ベルギー間で直行便は運航されていない。

 ブリュッセル国際空港については、ルフトハンザグループに属するブリュッセル航空(SN)がハブ空港として使用。NHでは同グループのルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などとジョイントベンチャーを実施していることから、ブリュッセルで乗り換えることにより、欧州全域への渡航に関する選択肢がさらに増加するとしている。