長野のホテル玉峰が事業停止し破産手続、負債総額約2.2億円

  • 2015年5月28日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、長野県の志賀高原一の瀬地域にあるホテル玉峰が5月18日、事業を停止し、破産手続を金子法律事務所の金子肇弁護士に一任した。負債総額は約2億2000万円。

 同ホテルは1971年6月の創業で、資本金は1000万円。焼額山スキー場に近いことからスキー客を中心に集客しており、ピーク時の年間売上高は約2億円を計上していた。しかし、スキー人口の減少で売上は減少。顧客獲得を見込み実施した設備投資も負担になり、たびたび赤字を計上し債務超過に陥っていたという。

 さらに、2014年11月に発生した、長野県北部を中心とした地震の影響などで業績は低迷。資金繰りの逼迫や、旅行需要の回復の遅れなどから、事業停止となった。