旅館は宿泊単価、定員稼働率など微増 日本旅館協会・14年営業概況年計
一般社団法人日本旅館協会がまとめた2014年度(14年4月-15年2月)の営業概況調査年計によると、旅館部門の総宿泊単価は対前年度比0.3%増の1万8022円、定員稼働率は同0.2ポイント増の36.0%だった。
ホテル部門の総宿泊単価は同0.8%増の6917円、定員稼働率は同3.0ポイント増の64.8%。
旅館部門を施設規模別にみると、総宿泊単価は大規模が同0.1%減の1万7789円、中規模が0.5%増の1万8094円、小規模が同1.9%増の1万9258円。定員稼働率は大規模が前年度並みの37.3%、中規模が同2.2ポイント増の35.4%、小規模が同1.8ポイント減の31.1%。
地域別では北海道、関東、近畿が総宿泊単価、定員稼働率いずれも上昇し好調。そのほかの地域は四国を除き定員稼働率の減少が目立った。
1日1室あたりの売上高は同0.8%増の2万8468円とアップ。一方で、1室あたりの利用人員は規模を問わず軒並み若干減少し、全体で0.7%減の2.67人となった。
情報提供:トラベルニュース社