ルフトハンザ、長距離用機材の半分にプレエコ導入、今秋には全機に
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)はこのほど、2014年11月から進めている長距離用機材106機へのプレミアムエコノミークラスの導入状況について報告し、5月12日時点で半数の53機に導入を終えたと発表した。導入済み座席数は約2000席に達するという。LHは昨年3月に、長距離用路線における同クラスの新設を発表したところ。
同社によれば、フランクフルト線ではすべてのボーイング747-8型機とエアバスA380型機に導入済み。ミュンヘン線のエアバスA340-600型機15機、デュッセルドルフ線のA340-300型機2機についても導入を終了した。導入済みの機材が就航する空港は、羽田やニューヨーク、サンパウロ、北京など33空港に上るという。LHは、残るエアバスA330-300型機、A340-300型機、A340-600型機、ボーイング747-400型機への導入についても、数週間の内に実施する予定。今秋にはすべての導入作業が完了するという。
新たなプレミアムエコノミークラスでは、座席幅やシートピッチなどを拡大したほか、より深くリクライニングできる背もたれを採用。各座席にはUSBポートや電源コンセントなども設けている。また、追加料金を支払うことでビジネスクラスラウンジなどの使用も可能になる。