成田、14年度営業収益は3期連続過去最高-15年度も増加予想
▽15年度営業収益は4期連続増加見込む、純利益も増加
2015年度の連結業績予想では、営業収益は3.7%増の2106億円、営業利益は6.5%減の362億円、経常利益は7.9%減の307億円、純利益は2.7%増の202億円を見込む。
航空取扱量では、航空機発着回数が2.8%増の23万5000回で、このうち国際線は2.6%増の18万2000回、国内線は3.6%増の5万2000回となる見通しだ。航空旅客数は1.8%増の3595万人と増加する予想で、国際線は0.2%増の2937万人、国内線は9.7%増の659万人となる見込み。
NAAによると、航空機発着回数や航空旅客数は前期から増加するとしており、特に国際線の外国人旅客の増加でリテール事業を中心に営業収益が増加し、4期連続で過去最高を見込む。ただし、第3ターミナル供用に伴う費用増や商品仕入原価の増加により、営業利益、経常利益は減益を予想。純利益は特別損失の減少と法人税率の引き下げに伴い、増益と成る見通しだ。