JATA、海外卒業旅行企画コンテスト実施、今年で4回目
日本旅行業協会(JATA)は、学生を対象とした「海外卒業旅行企画コンテスト」を今年も実施する。若年層の海外旅行需要喚起を目的としたもので、今年で4回目の開催。優秀企画として選出された学生は、JATA会員旅行会社と協力し、企画や仕入れに関するミーティングをおこない、2015年下期に販売可能な旅行商品へとブラッシュアップしていく。なお、実際の販売の有無は旅行会社各社の判断とする。
コンテストでは、全国の大学、短期大学、専門学校の学生から、2016年1月から3月に出発する海外卒業旅行の企画を募集。同一学校の学生によるグループでの応募も可能とするが、最終審査の公開プレゼンテーションは最大3名までの参加とした。企画内容は応募者の所属する学校がある地域の空港を出発地としたもの。国内の他の空港で国内線から国際線に乗り継ぐ旅程も対象とした。
応募期間は6月1日から7月6日で、6日必着。申し込みはウェブサイト「もっと!海外へ」から所定の様式をダウンロードし、データをメールで送付することで受け付ける。1次審査と2次審査を通過した優秀企画は、9月25日に開催される「ツーリズムEXPOジャパン2015」の会場で公開プレゼンテーションをおこない、グランプリなどを決定する。
グランプリには昨年と同様、旅行券30万円分と副賞として全日空(NH)のエコノミークラス往復航空券最大3名分を贈呈。このほか、優秀作品賞には旅行券10万円分と副賞のスーツケース、審査員特別賞には旅行券5万円分を提供する。
なお、2014年の応募件数は197件。グランプリには明治大学の「Exchange Tourism To 台湾~終わらないツーリズム~」が選出され、ANAセールスが商品化した。