日本航空、百度の旅行検索サイトと提携、中国人FITの取込強化
日本航空(JL)と中国の百度グループの日本法人であるバイドゥはこのほど、百度グループ傘下の旅行検索サイト「Qunar.Com(チュナール ドットコム)」で、JLのフライト情報を提供する業務提携を締結した。今後のさらなる訪日中国人旅行者の増加を見込んだもので、既に5月12日から便名や運賃、発着地、フライト時間などの情報提供を開始。あわせて同サイト内の「航空券購入」ボタンから、FIT旅行者をJL公式サイトの航空券購入ページに誘導できるようにした。
チュナール ドットコムは2005年に、中国では初めて旅行検索サービスの提供を開始。11年に中国百度グループに参入し、13年には米NASDAQに上場した。同サイトでは、国内外の航空券やホテル、鉄道チケット、パッケージツアーなどの情報を提供しており、全世界で10万件以上の航空路線と50万軒以上の宿泊施設を取り扱っている。