成田、14年度の国際線旅客数は5.1%減、訪日は初の1000万人超え

  • 2015年5月2日

 成田国際空港(NAA)によると、2014年度(2014年4月~2015年3月)の国際線旅客数(速報値)は前年比5.1%減の2930万2444人だった。日本人旅客は円安の影響などもあり15.3%減の1349万9072人と減少した。

 一方、外国人旅客は15.1%増の1063万8444人と過去最高で、初の1000万人超えとなった。NAAによると、円安がプラスに働いたことや、訪日ビザの大幅緩和が奏功したとの考え。通過客は9.0%減の516万4928人だった。

 国際線発着回数は1.6%減の15万1197回で、歴代第3位となった。なお、国内線、貨物便などを含む総発着回数は0.9%増の22万8220回で、過去最高だった。

 3月単月では、国際線旅客数は3.2%減の269万4559人だった。日本人旅客は16.9%減の125万6177人、外国人旅客は23.0%増の106万2566人で、単月として初の100万人超えとなった。通過客は7.8%減の37万5816人。国際線発着回数は4.5%減の1万2929回で、3月として第2位だった。

 なお、国内線については関連記事を参照のこと。