直販増へウェブマーケ学ぶ 日旅協関西がITセミナー

 日本旅館協会関西支部連合会IT戦略部(木下学部長=ホテルニューアワジグループ)はこのほど大阪市内で第2回ITセミナーを開いた。コレリィアンドアトラクト社長の松本慶大さんが「自社で宿泊予約を増やすウェブマーケティングの4つのポイント」と題し講演した。

 松本さんはまず「競合に勝つためには自社の強みを明確にすること。3秒以内にホテルの強みを見せないと消費者は逃げてしまう」「強みはお客様に聞くのが一番」。

 2つ目のポイントは「お客様から評価されるウェブサイト」。サイトのレイアウトは、人の目線が「Z」や「F」の形で動いていることを意識する。サイト閲覧者への呼びかけは「不特定多数にではなく、泊まってほしい客に限定して呼びかける」。そのため「カップルや夫婦、家族客など集客したい層のイメージに合った画像」を使う。

 さらに、グーグルから評価されるウェブサイトを作る必要性や作り方、ネットで売れる宿泊プランのヒントとして「検索結果で上位表示させるためのキーワードを重視する」。卵かけご飯の検索は断然多いが、たまごかけご飯や玉子かけご飯は極度に低くなる。「朝食の満足度を上げると口コミの点数も上がる。朝食を自社の強みに」。

 木下部長は「インバウンドを含めネット集客の重要性は高まっている」と参加者に呼びかけた。

 

情報提供:トラベルニュース社