インフィニ・トラベル・インフォメーションは4月23日、「INFINI LCC Search」でピーチ・アビエーション（MM）とバニラエア（JW）の取り扱いを開始した。INFINI LCC Searchは、「INFINI LINX PLUS」と連動して29ヶ国43社のLCCの予約・決済がおこなえるもの。ロンドンに拠点を置き、LCC予約に特化したGDS企業のトラベルフュージョン社と共同で開発した。同システムでLCCの日本発着路線と、本邦LCCを取り扱うのは今回が初めて。これにより、MMが運航する国内線12路線と国際線7路線、JWの国内線3路線と国際線3路線のフライト予約と航空券の購入が可能となる。

　また、MMとJWがGDSを使用して販売をおこなうのも今回が初めて。両社は今回の開始により、ネット環境のない利用者などが近くの旅行会社で購入できるようになるなど、販路の拡大をはかる考えだ。

　加えて、インフィニは同日、旅行会社システムとLCCをつなげる開発ツール「INFINI LCC Search XML API」をリリースした。今まではオンライン販売や社内システムと接続する場合、LCC各社とのシステム開発が必要だったが、同機能により、XMLを採用した空席・予約照会ツール「INIFINI HOST-LINK」との接続で、世界のLCCの取り扱いが可能となる。また、XMLを利用して自由にインターフェイスを構築し、LCCの予約から精算までをおこなうことが可能だ。