カリフォルニア、18年までに日本人65万人目標-予算倍増へ
カリフォルニア観光局はこのほど、現地からのミッション団を迎えて「カリフォルニア・ジャパン・セールスミッション2015」を開催した。同局では2015年からの3ヶ年のマーケティング戦略「ドリーム・ビッグ」を実施しているところ。この日のイベントでは、最終年の18年までに日本人訪問者数を2013年の53万6000人から21%増となる64万9000人に増加させる目標を発表した。
ドリーム・ビッグでは、グローバルの年間予算をこれまでの約50億円から2倍の約100億円に引き上げ、各地域に合わせたプロモーション強化をおこなう。本誌の取材に応じた同局日本代表のマージョリー・デューイ氏によると、最終的な決定は5月以降となるものの、日本での予算も2倍になる見込みと説明した。
今後、日本市場ではソーシャルメディアを使用した広告活動や、旅行会社との共同イベントなどを開催する予定。そのほか、9月と来春に東京、今秋に大阪、今冬には名古屋と福岡で、旅行会社を対象にしたセミナー「クラブカリフォルニア」を実施する。デューイ氏によると、名古屋と福岡での開催は初めてという。
今回の「カリフォルニア・ジャパン・セールスミッション2015」では、大阪会場で約70名、東京会場で約190名の旅行会社関係者を迎えて、セミナーとワークショップ、レセプションを開催。セミナーでは、カリフォルニア州の21社のサプライヤーがプレゼンテーションを実施した。デューイ氏は、現地の最新プロダクトを旅行会社に紹介することで「旅行業界の方にカリフォルニアを新しい考え方で捉えてほしい」と話し、「どのプロダクトがどのような旅行に使用できるかなど、旅行会社の方からの提案を聞きたい」と旅行会社との協力を重視する考えを示した。