釧路のホテルニユー湯の閣が破産開始、負債7億円

  • 2015年4月15日

 東京商工リサーチによると、北海道・川湯温泉のホテルニユー湯の閣が4月3日、釧路地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には中井拓人法律事務所の中井拓人弁護士が選任された。負債総額は約6億9400万円。

 同社は1982年の設立で、資本金は2500万円。温泉観光ホテル「湯の閣池田屋」と「現代版湯治施設 LCH35」を運営し、2006年2月期には約3億8500万円の売上高を計上していた。しかし、以降は不況による市況低迷や観光客の減少により減収が続き、2015年2月期の売上高は約7200万円まで低迷。今後の見通しが立たず、施設の老朽化も進んでいたことから、事業継続を断念した。