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京都・岡崎で今春も十石舟 京旅協、インバウンドの乗船促す

 京都市左京区の琵琶湖疏水で「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」の運航が始まった。4月13日まではライトアップした夜桜が楽しめる夜便も出る。新緑が映える5月6日まで。

 十石舟は2003年から毎年実施。南禅寺畔を起点に約3キロを25分で往復する。疎水沿いには400本以上の桜並木が続く。昨年は約1万9千人が乗船した。

 3月26日のライトアップ点灯式には、京都市の門川大作市長が出席し、十石舟をはじめとする岡崎界隈のにぎわいづくりを賞賛した。

十石舟めぐり実行委員会の山本芳孝副委員長(京都府旅行業協同組合=京旅協=理事長)は「今年は2万人の突破を目指します」と話した。

 実行委では今年から乗船予約サイトに英語版も開設したほか、岡崎周辺のマップを4カ国語で作成。京旅協でも東山と祇園、南禅寺と哲学の道などの散策と十石舟めぐりをセットにした外国人にも対応可能な着地型ツアーを造成した。山本副委員長は「インバウンドの乗船も促したい」と意欲を示し、送客手数料を設けていることもアピールした。


情報提供:トラベルニュース社