アメリカン航空とUS、FAAから運航一元化認可を取得
アメリカン・エアラインズ・グループのアメリカン航空(AA)とUSエアウェイズ(US)はこのほど、米国連邦航空局(FAA)から運航の一元化認可を取得した。これにより両社はポリシーと業務手順を一本化し、4月8日からフライトやメンテナンス、運航管理業務の大半を統一。航空管制の連絡についても、両社の全便に対して「American」のコールサインが適用されるという。
AAによると予約システムは今年中に一本化する予定で、それまでは利用者への直接的な影響はない。チェックインは引き続き、両社のウェブサイトとチケットカウンターで可能だ。
AA最高執行責任者のロバート・アイソム氏は「運航の一元化認可の取得は、完全に一体化された航空会社となるための重要な一歩。このマイルストーン達成に向け、全社一丸となって取り組んだ」とコメントを発表。また、「今後は単一の予約システムやウェブサイトへの移行、および第一線で働く従業員同士の統合に向け、さらなる注力をはかる」とした。
AAとUSは2013年12月に合併。その後は、USがワンワールドに加盟したほか、それぞれのマイレージサービスを「AAdvantage」として統合。さらに、パイロットと客室乗務員の5年間の共同包括的労働協約の締結などをおこなってきた。