ヴェラ・プライベート・アイランド・モルディブ、日本への取組強化

  • 2015年4月12日

ヴェラ・プライベート・アイランドは地元の言語で「タートル・アイランド」を意味する  モルディブのヴェラ・プライベート・アイランド・モルディブは、日本市場への取り組みを強化する。京都で開催されたラグジュアリー・トラベル専門の商談会「ILTM 2015」にあわせて来日したディレクターオブセールス&マーケティングのニナ・フライッシュマン氏は弊誌の取材に応え、総販売代理店としてティフレックス・マルコンを置き、本格的にセールス活動をおこなっていくとした。

 同リゾートは2013年12月に開業した、富裕層をターゲットにしたリゾートで、マーレ国際空港から水上飛行機で約45分。8つのヴィラタイプ、合計45施設から構成されており、このうち18施設は水上に建設されている。フライッシュマン氏はなかでもボートのみでアクセス可能な「ロマンティック・プール・レジデンス」をハネムーナーにお勧めとアピール。また、大人8名、子供2名まで滞在できる、4ベッドルームの「ヴェラ・プライベート・レジデンス」を挙げ、2世代の家族などでも利用可能とした。

623平方メートルのロマンティック・プール・レジデンスは1ベットルームタイプ  フライッシュマン氏によると、同リゾートは4月から10月にかけては香港や韓国などのアジア、11月以降はアメリカ、ドイツ、スイス、英国などの欧米からの旅行者が多い。年間の訪問者数は2000人程度で、このうちの約6割がリピーター層だという。

 日本市場への本格的なアプローチは今回が初めて。富裕層やハネムーナーをターゲットにセールスを展開していく方針だ。ハネムーナーについては独自のウエディングパッケージも用意しており、ドレスや挙式など、すべてをテイラーメイドで提供できることから、結婚式でも活用してもらいたい考え。販売は富裕層を取り扱う旅行会社数社と提携して実施する。日本語のウェブサイトも構築中だ。また、リゾートには日本語対応可能なスタッフもおり、日本人スタッフの採用も今後検討中とした。

 このほか、フライッシュマン氏はUSマスターズチャンピオンが監修したゴルフコースやダイビングセンター、セーリングやカヤック、ジェットスキーなどのアクティビティなどを紹介。ウミガメの孵化場もあり、季節により孵化する様子を観ることができる。料飲施設は3つのレストランと2つのバー、ワインセラーを完備しており、500種類以上のワインを揃えているという。