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KNT、産後ケア宿泊プラン、初の自治体連携-ホテル阪奈で

  • 2015年4月9日

 近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、産前産後ケア推進協会、大阪府大東市と連携し、「産後ケア&レスパイトホテルパッケージ『ホテル阪奈』プラン」の提供を開始する。「産後ケア&レスパイトホテルパッケージ」はKNTと同協会が共同で開発したもので、2014年9月に首都圏のホテル4軒でサービスを開始。現在は愛知、岐阜、大阪、兵庫にも拡充しているが、自治体との連携はこれが初という。

 「産後ケア&レスパイトホテルパッケージ」は、宿泊施設で助産師が心身のケアを提供することで、病院では得られない「転地効果」と「リラックス効果」を加えようとするもの。レスパイトは「休息」の意味。今回は、大東市が子育て施策を充実するため「宿泊型産後ケア」の取り組みを検討していたため、連携を決定したという。

 プランのターゲット層は、産後3ヶ月から12ヶ月までの母子。首都圏では8ヶ月までとしていたが、赤ちゃんの月齢ごとに異なる母親の悩みなどに広く対応できるようにした。

 プランは和室スイートルーム利用の1泊2日で、旅行代金は6万8000円。母親の夕朝食や助産師費用、赤ちゃん1名の旅行代金を含む。父親が同行する場合は別途1万3000円請求する。

 ただし、大東市民であれば市から3万円の補助金を支給する。なお、大東市とKNT、産前産後ケア推進協会、ホテル阪奈は今後も協力し、事業の検証と充実をはかっていくという。