チリ・イースター島、独立派住民、主要観光地への道路を封鎖・占拠中‐続報

  • 2015年4月2日

 チリ中央政府とイースター島の独立派住民との交渉が決裂し、一部の独立派住民が先週よりトンガリキやアナケナなどのモアイで有名な主要観光地への道路を封鎖・占拠するという事態が発生しておりますが、現地時間昨日、ラパヌイ長老会議とイースター島知事や公的機関関係者による会合が行われ、状況は以下のように推移しております。

 ■ 現在の状況
 1) 主要観光地への道路封鎖は継続。

 2) ラパヌイ人(現地専先住島民系)ガイドが案内する観光客は通行を認める。

 3) チリ本土人、または外国人ガイドでも、ラパヌイ長老会が認めたものは順次通行許可を発行。

 4) 今後、国立公園の管轄組織をラパヌイ長老会が定める地元民機関による管轄にすることを
 チリ本土と交渉中。また、入場料の使途管理も島民による管理を求める
現地では、引き続きラパヌイ人の同行(ガイドや運転手)を伴わない観光地への入場は制限される状況が続くと見られます。

 チリ政府側との交渉の状況がどのように進展するか依然として不明ですが、イースター島を訪問予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。


情報提供:株式会社ウニベルツール日本海外ツアーオペレーター協会