列車でめぐる新潟 県観光協会で東京で商談会

 新潟県観光協会はこのほど、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントでうまさぎっしり新潟観光商談会・懇談会を開いた。大手を中心に旅行会社20社と、地元から20の自治体や観光協会などが参加した。

 県観光協会の高橋正会長は北陸新幹線開業後の4月21日に、直江津-佐渡間に新しい高速フェリー「あかね」が就航することを紹介し「(上越妙高駅で下車して)『あかね』を利用し、佐渡へ周遊するツアーの造成を」と呼びかけた。

 また、新潟県旅館ホテル組合が、新潟産コシヒカリと郷土のおかずで宿泊客をもてなしている「にいがた朝ごはん」が好評なことを念頭に「まだ旅行商品になっていない優れた地元食が新潟にはたくさんあります」と話し、新潟の食の魅力の掘り起こしに期待した。

 また、JR東日本新潟支社の中村浩之営業部長は、北陸新幹線開業後の新潟観光について「旅行者を日帰りさせない2泊、3泊の周遊ルートを提案していきたい」と話した。4月から始まる善光寺御開帳(長野県)参拝と高田城(新潟県)の夜桜見物を組み合わせ「昼は善光寺、夜は高田城に行き、そのまま妙高高原に泊まってもらい、翌日は佐渡や北陸に向かうコースもできる」などと一例をあげた。

 また、越乃Shu*Kura(コシノシュクラ)など、新潟県内を走る観光リゾート列車について説明。4月に飯山線にリゾート列車「おいこっと」がデビューすることを紹介し「県内の2つの新幹線(上越、北陸)を2つのリゾート列車でつなぐ旅行商品なども旅行者に提案してほしい」と呼びかけた。


情報提供:トラベルニュース社