JTBパブ、「るるぶ」の多言語提供開始、英語版と繁体字版から
JTBパブリッシングは3月24日から、旅行ガイドブック「るるぶ」の海外市場向け新シリーズとして、「OMOTENASHI Travel Guide」の販売を開始する。第1弾として「九州 日本」と「香港 マカオ」の2タイトルを、現地の提供企業との協力により、それぞれ英語版と中国語繁体字版で制作。計4タイトルをそれぞれ台湾、香港、シンガポール、マレーシアで発売する。
同社によれば、制作においては各国で求められるデザインや配色、情報の質と量、仕様などを研究。また、九州編では旅行者が日本で食べたい料理の特集など、新たなコンテンツ作りやローカライズに注力したという。誌面だけでは伝えきれない、イベントやクーポンなどの最新情報などについては、ウェブサイトやアプリ、電子書籍などを活用して展開する予定。
仕様は縦257センチメートル、横210センチメートル。ページ数は九州の2タイトルについては168ページ、香港の2タイトルについては128ページとする。販売価格は4タイトルともに、35台湾ドル、80香港ドル、19.8シンガポールドル、49.5リンギットとする。
今後は増加する訪日外国人旅行者に向け、北海道や東京、京都、沖縄などに関する商品を制作する予定。また、台湾や韓国、タイ、パリなどへの旅行者に向けた商品も企画するという。