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オーストリア・ウィーン、ウィーン芸術週間2015

  • 2015年3月20日

 マルクス・ヒンターホイザー総監督とシュテファン・シュミトケ演劇監督のもとで、「ウィーン芸術週間」は2015年5月14日から6月21日まで、20ヵ国から39のプロダクションによる包括的なプログラムを繰り広げます。

 ウィーン芸術週間のオープニングは今年度初めて、ウィーン・フィルによるサマーナイト・コンサートで、2015年5月14日、会場はシェーンブルン庭園です。

 このオープンエア・イベントはウィーンのコンサート・シーズンを飾るハイライトで、壮麗なバロック庭園を類稀な舞台装置として世界に名高いオーケストラが登場、至福の音楽プログラムを提供します。今回、この無料屋外コンサートを指揮するのはズビン・メータ、ソリストはルドルフ・ブッフビンダーです。

 2015年度ウィーン芸術週間ハイライトのひとつは、新演出によるサルヴァトーレ・シャリーノのオペラ「ルーチ・ミエ・トラディトリーチ」(我が裏切りの瞳)初演です。

 演出と舞台装置はアキム・フライヤーが担当しています。演出家フランク・カストルフは「カラマーゾフの兄弟」を舞台化し、再びドストエフスキーに取り組みます。アンドレア・ブレートはウィーンで初めてオペラを演出、ベーラ・バルトークのオペラ「青ひげ公の城」とロベルト・シューマン最後のピアノ作品「幽霊の変奏曲」を舞台に紹介します。

 さらに、イヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出で、シェークスピアの歴史劇に基づく「キングズ・オブ・ウォー」が初演され、セバスティアン・ニュプリンクが「ノイズ」を紹介、エーヴァルト・プラメッツホーファーの「エドワードII世、愛が全て」を、オーストリアの若手演出家ノラ・シュロッカーが演出します。

 2015年ウィーン芸術週間の国際音楽祭では、楽友協会でのコンサートに加え、古典作品の新たな演出や現代作品の初演がプログラムのハイライトです。

 第37回国際音楽祭のオープニング・コンサートでは、ウィーン・フィルが、オルガ・ノイヴィルトの作品を初演、グスタフ・マーラーの「大地の歌」を演奏します。フィナーレを飾るコンサートでは、アントン・ブルックナーとオリヴィエ・メシアンの作品が紹介されます。

■ 詳細
◎ ウィーン芸術週間 (Wiener Festwochen)
 期間: 2015年5月14日~6月21日
http://www.festwochen.at/ (ドイツ語、英語)
◎ ウィーン・フィルのサマーナイト・コンサート・シェーンブルン庭園
  (Sommernachtskonzert Schonbrunn der Wiener Philharmoniker)
 開催日: 2015年5月14日
 会場: Schlosspark Schonbrunn, 1130 Wien
http://www.sommernachtskonzert.at/ (ドイツ語、英語)
◎ 第37回ウィーン芸術週間国際音楽祭
(37. Internationales Musikfest im Rahmen der Wiener Festwochen)
 期間: 2015年5月09日~6月23日
 会場: Wiener Konzerthaus (住所: Lothringerstrase, 1030 Wien)
http://www.konzerthaus.at/ (ドイツ語、英語)


情報提供:ウィーン市観光局、日本海外ツアーオペレーター協会