チャイナエア、燃油条件変更、ドル建てのまま下限引き下げ
チャイナエアライン(CI)はこのほど、2015年4月1日以降の燃油サーチャージの適用条件を変更した。この中で、燃油サーチャージの徴収を止める基準となるシンガポールケロシン市況価格を、1バレルあたり60米ドルから50米ドルに引き下げている。CIは本誌取材に対して、半年に一度適用条件を見直しており、今回もその一環と説明した。
4月1日から5月31日発券分については、燃油サーチャージを値下げする。2014年12月から2015年1月までのシンガポールケロシン市況価格がおよそ71.02米ドルであったことから、例えば東京/台湾間は現行の3500円から2000円に変更。また、航空保険、保安費超過負担料は引き続き、香港発着およびマンダリン航空(AE)運航路線を除き、それぞれ300円を徴収する。詳細は下記の通り。
▽CI、燃油サーチャージ(4月1日~5月31日)
新千歳、成田、羽田、静岡、中部、富山、関空/台湾:2000円
広島、高松、福岡、宮崎、鹿児島/台湾:1600円
那覇/台湾:1000円
石垣/台湾:400円
成田/ホノルル:5000円
台北/高雄:500円
台北/香港:1000円
台北以遠、中国路線/アジア短距離区間 一区間あたり:1000円
台北以遠、アジア長距離区間 一区間あたり:2500円
台北以遠、インド亜大陸/北米/ヨーロッパ/オセアニア 一区間あたり:7000円
▽AE、燃油サーチャージ(4月1日~5月31日)※関係各国の許認可取得が条件
那覇/台湾:1300円
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