モナコ、日本市場の重要性強調、4月にミッション団来日も
モナコ政府観光会議局と駐日モナコ公国大使館はこのほど、モンテカルロ・バレエ団の東京公演に伴い、バレエ鑑賞会及びレセプションを開催した。レセプションの冒頭で挨拶したモナコ政府観光会議局プレス&パブリックリレーション デピュティ・ディレクターのコリーヌ・キアブスキー氏は、「モナコは上質を求める、こだわりを持つ旅行者には最適なデスティネーション」とアピールした。
モナコ政府観光会議局によると、円安や消費増税などの影響により2014年の日本人宿泊数は前年比12.7%減の1万1234泊と減少。キアブスキー氏は日本市場について「モナコにとって非常に重要な顧客」と強調するとともに、今後については「色々な世代を取り込みたい」と語った。4ツ星や5ツ星ホテルが多いため、ターゲットはある程度予算に余裕のある層が中心となるが、「日帰りでもモナコの良さは楽しんでいただける。様々な楽しみ方がある」という。
例えば若者層については「気軽に来ていただけるような取り組みをしている」と話し、冬のオフシーズンにはホテルやレストランが通常よりも値ごろ感のある価格で利用できる点をアピール。キャンペーンなども実施していくと説明した。
また、今後も今回のような文化イベントの開催を通じて、日本人のモナコに対する関心を高めていきたい考え。現時点ではイベントの開催は決定していないが、4月には現地からミッション団が来日し、東京と名古屋、大阪の3都市でロードショーを開催する計画だ。
なお、モンテカルロ・バレエ団は2月27日から3月1日まで、東京で全4公演を実施。同バレエ団が来日公演をおこなうのは3年ぶりで、現在は小池ミモザさん、田島香緒理さん、加藤三希央さんの3名日本人ダンサーが所属している。