西日本旅客鉄道（JR西日本）は3月20日から6月30日まで、竹田城跡の山開きに合わせて、観光列車「天空の城 竹田城跡号」の運行を開始する。昨年からラッピング列車として運行中の同名の列車を、窓向きの座席や観光素材を映すモニターを設置し、木目調の床張りにするなど改装を加えて観光列車として運行するもの。座席は全席自由席とした。

　JR西日本では兵庫県、朝来市、全但バスと連携し、竹田城跡観光をアピールしているところ。こうした取組の一環で観光列車を新設した。さらに、特急「はまかぜ」号を同期間、毎日竹田駅に停車し、観光客の利便性を高める。加えて、全但バスも竹田駅から「天空バス」を毎日運行するという。

　また、鉄道やバスなどを活用した周遊パス「城崎温泉・竹田城跡ぐるりんパス」を新設。京阪神・岡山地区から城崎温泉竹田エリアまでのJR往復と、竹田城跡など4施設の観光施設入場券、自由周遊区間のJRや全但バス、「夢 但馬周遊バスたじまわる」、天空バスの乗り放題、城崎温泉外湯めぐりなどをセットにした。販売期間は3月18日から11月27日までで、利用期間は3月20日から11月30日までの連続する3日間。料金は、例えば京都市内発着で1万1500円とした。

　このほか、JRと竹田城跡観光と昼食をセットにした日帰りプラン「天空の城竹田城跡を散策」を今年も販売。京都、大阪、神戸、岡山発着などを設定しており、京都市内発着の場合は9400円で提供する。