無料WiFiの共通マーク決定、ウェブサイト開設も-整備促進協議会

  • 2015年2月24日

 無料公衆無線LAN整備促進協議会はこのほど、共通シンボルマークの導入と、海外への情報発信に取り組むことを発表した。同協議会は、訪日外国人旅行者向けにWiFi環境の整備促進や利用場所の周知、利用円滑化に向けた取り組みの推進をはかるためのもの。観光庁が総務省と連携し、2014年8月に設置した。

 シンボルマークは、訪日外国人旅行者が無料で公衆無線LAN環境を利用できるスポットに、視認性を高めるために掲出する。マークには訪日観光を海外でプロモーションする際などに、政府の統一シンボルとして使用中の「Japan. Endless Discovery」のデザインを採用した。

 掲出基準は、利用者の費用が手続きを含め無料であること、訪日外国人旅行者が簡単に利用できることを条件に設定。費用に関しては、接続時は無料で一定期間を過ぎると有料の契約となるものについても対象だ。手続きについては初期画面や同意画面がある場合は多言語による案内が必要。申し込みは、4月1日からウェブサイト上で受け付ける。

 また、海外への情報発信として、無料公衆無線LAN環境に関する情報の認知度向上をはかり、利用場所のマップ表示や検索機能を備えたウェブサイトを作成する。ウェブサイトは4月に開設予定で、官民連携のウェブサイトなどの広報媒体に掲載していく。