1月の旅行業倒産は1件減の3件、負債総額1.7億円減

  • 2015年2月9日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2015年1月の旅行業の倒産件数は前年比1件減の3件となった。負債総額は1億600万円で、前年の2億7700万円から1億7100万円減少。東日本大震災関連の倒産件数は0件だった。

 倒産したのは富山県、兵庫県、大阪府の旅行業者代理業社で、負債額は7500万円を筆頭に2100万円、1000万円といずれも小規模だった。各社ともに個人や団体旅行などを取り扱っていたが、団体旅行の減少や顧客単価の減少などが影響し、採算がとれず破産による整理を申請したという。

 宿泊業の倒産件数は7件で前年比1件増。このうち東日本大震災関連の倒産は0件で、負債総額は52.8%増の54億2900万円となった。