TSAロック、新たにオーストリア全空港などで採用、仁川も

  • 2015年2月10日

 TSAロックシステムのライセンス提供をおこなう米国のトラベルセントリー社によれば、2月からフィンランドとオーストリアの全空港、韓国の仁川国際空港がTSAロックシステムへの対応を開始した。同システムはこれまでに米国の全空港や、カナダおよびイスラエルの主要空港に導入済み。日本では成田空港に就航する米系航空会社が導入している。

 TSAロックシステムは米国運輸保安庁の認定を受けた施錠システムで、検査官は保安検査において預け荷物の解錠が必要な場合、施錠機構を壊すことなく解錠して、再施錠することができる。トラベルセントリー社は現在、約400社の鞄メーカーやロックメーカーなどに同システムのライセンスを提供している。