IHGの華邑ホテルズ、最初の2軒は中国の南昌と陽江で開業

  • 2015年2月7日

 インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)はこのほど、2012年に立ち上げた中国人旅行者向けのラグジュアリーホテルブランド「HUALUXE(華邑)ホテルズ&リゾーツ」について、1軒目および2軒目を中国の江西省南昌市と広東省陽江市で開業する計画を明らかにした。IHGはこれまでに両都市や北京、上海など中国の20都市で24軒の開発契約を締結しているが、その中でこれら2軒の開業準備が

 南昌は江西省の省都で、中国南東部における経済の中心地の1つ。市内有数の高層ビルの39階から56階で都市型ホテルを開業する予定で、市街を見渡せるロビー、281の客室、3つのレストラン、800平方メートルの大宴会場などを設けるという。

 一方の陽江は広東省の沿岸都市で、近年は観光とビジネスの両方で旅行者が増加。湖に面したロケーションで、282の客室、市内最大規模の宴会場、広東料理や各国の料理を提供するレストランなどを擁するリゾート型ホテルを開業する。外資系の大手ブランドが陽江にホテルを開業するのはこれが初めて。

 IHGはその他の開発契約締結済みのホテル22軒については、今後3年から5年の間に開業する考え。なお、同ブランドはロンドンやニューヨークなど、中華圏以外の大都市での開業も視野に入れており、今後15年から20年の間に中国を含む世界100都市での開業を計画している。