シアトル、「食の旅」をアピール-団体向けのイベントも

  • 2015年2月2日

シアトル・ワシントン州観光事務所日本代表のマージョリー・デューイ氏  シアトル・ワシントン州観光事務所はこのほど、旅行会社を対象にシアトル観光セミナーを開催した。今回、観光ミッションとして来日したビジット・シアトル観光本部本部長のジャネット・クリストファー氏は「シアトル・ワシントン州は『食の旅』の場所である」とアピール。セミナーでは「シアトルを味わいながら知識を深めること」をコンセプトに、「食文化」「ワシントンビール」「ワシントンワイン」「ワシントン国立公園」「グループ旅行・スペシャルイベント」をテーマしたプレゼンテーションを実施した。

 食文化では、1907年にオープンした市場「パイクプレイスマーケット」などを紹介。クラムチャウダーやドーナツ、ドライフルーツなどが有名で、食べ歩きツアーが人気とアピールした。さらに、人気のスターバックスコーヒーやシアトルズベストコーヒーの発祥地であることから、観光素材の1つとしてシアトルのコーヒー文化を強調。また、ワシントンビールについてはシアトルに48ヶ所、ワシントン州には247ヶ所の醸造所があることについて述べ、醸造所を巡るツアーもアピールした。加えて、「ブルワーズ・フェスティバル」や「ベーコン・アンド・ビール・クラシック」などのワシントンビールに関連するイベントを紹介した。

 このほか、ワシントンワインのワイナリーが多く点在するワラワラ、カスケードループ&コロンビア渓谷、スポケーン、ウッディンビル、オリンピック半島を紹介し、同地域でのワインをテーマにした観光を提案した。また、シアトル・ワシントン州観光事務所日本代表のマージョリー・デューイ氏は、食以外にも「シアトル・ワシントン州にはバラエティに富んだ美しい大自然がある」と言及。ワシントン州内にあるサンファンアイランドやマウントレニアなどの国定公園や国立公園をアピールした。

 また、デューイ氏は日本市場について「この2年間で、修学旅行やインセンティブツアーなどのグループ旅行が非常に伸びている」と説明。セミナーでは、グループ旅行やスペシャルイベントの素材として、6月13日に開催されるマラソン「ロックンロール・マラソン」に加え、観光スポットを巡るツアーの「Emerald City Trolley」や「Tours Northwest」などを紹介した。なお、セミナーでは東京/シアトル間の直行便を運航するデルタ航空(DL)と全日空(NH)もプレゼンテーションを実施した。