JALグ、3Q営利は0.5%増-通期を上方修正、燃油下落で
▽通期業績を上方修正、燃油下落を考慮
また、JLは2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結業績予想を上方修正した。10月31日公表の前回予想と比較すると、売上高は20億円増の1兆3420億円と予想。営業費用は燃油市況下落などで70億円減の1兆1750億円と減少する見込み。営業利益は90億円増の1670億円、営業利益率は0.6ポイント増の12.4%。経常利益は90億円増の1640億円、当期純利益は40億円増の1390億円の予想だ。
JLによると、連結業績予想は円安や燃油市況の下落を見込んだもの。為替は前回予想より1.7円増の1米ドル106.3円を想定しており、シンガポールケロシンは1バレルあたり6.1米ドル減の112.6ドル、ドバイ原油はが97.4円と下落することを見込んだ。第4四半期単体では為替は1ドル110.3円、シンガポールケロシンは1バレルあたり107.8ドル、ドバイ原油は7.7米ドル減の93.0米ドルを予想。
また、燃油の下落が継続し、2月から3月のシンガポールケロシンが68ドル、為替が120円で推移すると仮定する場合、営業利益でさらに70億円程度増益となる見込みだという。