ターキッシュエア、スロヴェニアやバルカン諸国へのネットワーク訴求
ターキッシュエアラインズ(TK)は1月15日、スロヴェニア政府観光局と合同で開催したセミナーにおいて、スロヴェニアやバルカン半島諸国へのアクセスの利便性についてアピールした。TKは現在、イスタンブール以遠への送客に注力しているところ。スロヴェニアについては近年の需要増を受け、現在はデイリー運航をおこなっているイスタンブール/リュブリャナ線を、4月からは週10便に増便する。
セミナーの冒頭で挨拶したTK東京支社長のムスタファ・ドクメタシュ氏は、地理的および歴史的に関係が深いバルカン半島は重点地域の1つとして捉えており、スロヴェニアを含む旧ユーゴスラヴィア諸国についてもすべての国に就航していることを強調した。特にイタリアやオーストリアなどの西側諸国とも接するスロヴェニアについては「地理的にも重要」と評価し、ヨーロッパ周遊旅行の際の重要な拠点の1つになるとの見方を示した。
TK東日本地区旅客営業部統括部長のジェム・アルデミル氏は、同社が推進するネットワーク拡大の現況について説明。既に航空会社では世界最多の108ヶ国に就航路線を拡大したことを報告した上で、ヨーロッパ周遊旅行についてはオープンジョーを活用した旅程の企画を提案した。そのほか、2月からはダブルデイリーで運航中の成田/イスタンブール線のうち、TK50便とTK51便の運航スケジュールを変更することを報告。接続利便性を向上させたことを強調した。
そのほか、セミナーではスロヴェニア政府観光局日本代表のティナ・クラケル・チャイ氏が、首都のリュブリャナや、同国を代表する観光地のブレッド湖などの魅力について紹介。同氏によれば、スロヴェニアを訪れた日本人旅行者の数は、2012年と2013年は3万6000人程度だったものの、2014年はアリタリア-イタリア航空(AZ)の成田/ヴェネツィア線の新規就航などが追い風となり、約2割増加する見込みだという。