KNTとクオリタ、ショパンコンクールツアー発売、最終ステージ鑑賞も

  • 2015年1月6日

 近畿日本ツーリスト(KNT)と、エイチ・アイ・エス(HIS)子会社のクオリタはこのほど、クラシック音楽ファン向けに、2015年10月にポーランドで開催される「フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール」の観賞ツアーを発売した。同大会は5年に1回、ショパンの故郷ワルシャワで開催される世界最高峰のピアノコンクール。開催期間はショパンの命日である10月17日の前後3週間にわたる。

 KNTが12月26日に販売開始した「ショパン国際ピアノコンクール2015観賞ツアー」は、入手困難とされる最終ステージの入場券を含むもの。コンサート以外には、ワルシャワやクラクフの市内観光なども盛り込んでいる。10月17日出発のAコースおよびBコース、18日出発のCコースがあり、行程はいずれも成田発の4泊6日。

 旅行代金は、AコースとBコースは38万9000円で、コンクールの入賞者による「FIRST WINNER'S CONCERT」も観賞できるCコースは43万9000円。燃油サーチャージや空港使用料などは別途徴収する。最少催行人員は各コース10名で、申し込みはウェブサイト上で受け付ける。

 クオリタは「ショパンコンクール鑑賞の旅」として、全12コースを設定。1月5日から、10月13日出発の「三次予選全日鑑賞ツアー7日間」と17日出発の「本選1回鑑賞ツアー6日間」の2コースを販売している。旅行代金は燃油サーチャージ込みで、「三次予選全日鑑賞付 ワルシャワ7日間」が39万8000円から。ショパンの生家も訪れる「本選1回鑑賞付 ワルシャワ6日間」は45万8000円からとなる。空港使用料などは別途徴収する。

 いずれのコースもホテルは会場から徒歩圏内にあり、スタンダードとデラックスの2タイプから選択することが可能。最小催行人員は各10名で、申し込みは同社の音楽鑑賞専門デスクまたは電話で受け付ける。そのほかの10コースについては、1月下旬から2月下旬にかけて発売する予定。