キャセイ、羽田にラウンジ開設、外航初-香港以外で最大規模

  • 2014年12月9日

(左から)CX香港本社マーケティング部プロダクト担当本部長のスミス氏、東京国際空港長の植木氏、CXサービス担当取締役のジンズ氏、東京国際空港ターミナル代表取締役社長の櫻井氏、CX日本支社長のタイ氏  キャセイパシフィック航空(CX)は12月9日、羽田空港国際線ターミナルで「キャセイパシフィック・ラウンジ」を開設する。場所は114番ゲート近く。羽田空港に国際線を就航する外国航空会社が自社のラウンジを設置するのはこれが初めて。また、現在CXが導入を進めている新ブランドコンセプトに沿ってデザインしたラウンジも初めてとなる。

 12月8日に開催した記念式典でCXサービス担当取締役のジェームズ・ジンズ氏は、「新しいコンセプトを初めて導入する場として羽田空港を選んだということは、我々が日本市場をいかに重要と捉えているかの表れ」であると強調。その上で、「お客様があたかもご自宅にいるような感覚になれるように」配慮したことを紹介し、「ワールドクラスのデザインと最高のサービス」を楽しんでほしいと語った。

ラウンジの様子  新ラウンジは総床面積が990平方メートルで、香港以外では最大級の規模。木や石など天然の素材を多く使用したデザインを採用した。ラウンジ内には、CXラウンジの象徴ともいえる「ザ・ヌードル・バー」やフードバー、バーカウンター、ビジネススペースなどを用意。飲食のサービスはホテルオークラのグループ会社に委託している。

 施設面では、ソファや椅子など190席を配し、無料のWiFiサービス、パソコン、プリンターなどを導入。また、ラウンジ自体の場所も「羽田で最も眺めが良い」(東京国際空港ターミナル代表取締役社長の櫻井正志氏)といい、晴れていれば富士山も見ることができるという。

 営業時間は7時30分から17時までで、飲食サービスは11時までを朝食、11時以降はランチ及びディナーとして区別する。例えばザ・ヌードル・バーでは、担々麺とワンタン麺は1日を通して提供するが、朝食時にはお粥や和朝食、フレンチトースト、11時以降はネギチャーシュー麺、チャーシューまん、ビーフカレー、ビーフドリア、フレンチトーストなどを用意する。