さるびあ丸　東海汽船は1月4日出発から3月20日帰着までの期間限定で、東京発着の新島、式根島、神津島の区間について往復割引きっぷを設定する。オフシーズンの需要喚起を目的としたもので、今回が初めての試み。いずれも2等リクライニングシートを往復7000円で提供する。

　通常の運賃は、1月の場合新島と式根島では1万2920円、神津島では1万3700円としており、割引率は新島と式根島で45％、神津島では48％となる。有効期間は5日間。1月8、9、14、15、21、22日出発には適用しない。

　発券後の便変更は認めず、2等和室への変更や船室のランクアップも受け付けない。横浜での乗下船も同料金で可能。1便あたりの人数制限は設けないが、乗船定員に達した場合は満席となる。

　なお、伊豆七島では、東京都が昨年10月の台風で被害の大きかった伊豆大島に対して1人1泊3000円の宿泊費補助をおこなっているところだが、他の島々には適用されておらず、東海汽船広報宣伝企画グループでは「（割引きっぷにより）少しでもお客様に行っていただけるようにしたい」と意図を説明した。