スカイウィングス・アジア、冬ダイヤで羽田/関空/カンボジアチャーター
カンボジアのスカイウィングス・アジア・エアラインズ(ZA)は2015年2月25日から3月にかけて、羽田/関空/シェムリアップ間で10本のチャーターを運航する計画だ。使用機材はエアバスA320型機の174席。ZAのGSAを務めるステラ・ジャパンは、東京/シェムリアップ間で15年夏からの定期便化をめざし、活動していきたい考えを示した。
日本/カンボジア間は今年の1月末、新規航空協定締結に向けて協議が開催され、2国間の枠組みの新規設定などで暫定的な合意をしたところ。7月には外務大臣の岸田文雄氏がカンボジアを訪問し、同国副首相兼外相のハオ・ナムホン氏と会談。直行便就航に向けた航空協定に実質合意した。
ステラ・ジャパンによると、今後の日本/カンボジアの航空協定締結を見据えた定期便の運航を計画しており、チャーター便の運航で実績を作り、定期便に繋げたい考え。定期便は成田/プノンペン/シェムリアップ線を検討しており、週3便から4便運航する見込み。機材は今後導入予定の新機材であるA321型機を利用する計画だ。
また、15年2月から3月にかけては、東北地方を中心に地方空港13都市からシェムリアップへのチャーター便を運航する計画も発表。地方の旅行会社数社が販売をおこなっており、ほぼ完売したという。
このほか、ステラ・ジャパンでは日本路線の販売強化をはかり、シェムリアップに加え、プノンペンやビーチリゾートのシアヌークビルをプロモーションする方針を示した。遺跡とビーチリゾートを組み合わせたツアーを旅行会社に提案していきたい考えで、セミナーや研修旅行などをおこないたいとした。
なお、ZAは12月中にも社名変更を実施する予定。カンボジアの航空会社としてのイメージ強化をはかり「スカイ・アンコール・エアラインズ」に変更するといい、中旬ごろに正式に発表する見通しだ。